◎神 社 名 :恵比寿神社【三社大神宮】(えびすじんじゃ)
◎住 所:〒654-0055 神戸市須磨区須磨浦通5丁目8-1
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
創建不詳。
西須磨が漁村として栄えたころは、神前で豊漁感謝の「浦まつり」が行われた。
祭礼:1月10日(例祭)
◎祭神など:
・蛭子命(ヒルコノミコト)
・金毘羅宮(コトヒラグウ)
・猿田彦命(サルタヒコノミコト)
三神を祀っているので「三社大神宮」とも呼ばれる。
◎周辺状況:
・海水浴場の砂浜、JR須磨駅海側
◎面積:
・境内面積:約86㎡
・標高:3.7m
◎社叢の状況(植生など)
【樹冠が面的に広がった樹林地】 なし
D10-20cm:2本、D20-50:1本、D50+:0本
【胸高直径20 cm以上の樹木および神木・特徴のある樹木等】
◎神社・社叢の印象・観想:
・漁業や海の家など地域産業の守り神。鳥居に刻まれた年号は昭和26年7月とある。
・海に近い神社とあって黒い恵比寿さんが鯛を抱いて鎮座していた。
・釣竿がしょぼいです(笑)
・須磨駅の改札口を出る、駅のすぐそばの浜砂の中に、南の海を向って本殿が建てられていた。祭神は海を守り、また、漁業をする人達の安全と豊漁を祈願するお宮であると感じた。
◎社叢の問題点あるいは解決すべき課題
この場所なら境内には白砂青松のクロマツが欲しい!
▼地図(恵比寿神社へのアクセス)
(地図中のYahoo Japanのロゴをクリックして頂くと、大きな地図でご覧頂けます)
【参考資料(リンク)wikipedia】
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・蛭子命
・金毘羅宮
・猿田彦命
◎神 社 名 :関守稲荷神社(せきもりいなりじんじゃ)
◎住 所:〒654-0073 神戸市須磨区関守町1-3-20
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
創建不詳。
須磨の関の守護神として祀られたと伝えられる。
祭礼:2月初午の日(例祭)
◎祭神など:
・倉稲魂命(ウガノミタマノミコト)
◎周辺状況:
・用途地域:第1種低層住居専用地域
・立地:斜面、住宅地
◎面積:
・約670㎡(218㎡武庫郡誌)
・標高:20.7m
◎社叢の状況(植生など)
【樹冠が面的に広がった樹林地】 あり(クスノキ林)
D20-50cm:6本、D50+:4本
断面積合計:2.4534268㎡
林冠面積:310㎡(0.79%)
【胸高直径20 cm以上の樹木および神木・特徴のある樹木等】
▼樹木配置図
◎神社・社叢の印象・観想
・第一印象は鬱蒼とした社叢だが、そこかしこに人の手が加わっていて気持ちの良いきれいな境内だ。
・手入れが行き届いた境内をうっそうとした林冠が覆うため、パワースポット的雰囲気がある。
・林冠の下は空気も清浄。
・軽トラで来られた総代2名が賽銭泥棒防止カメラの調整に来ていた。その方の話で、低木層を透かし剪定しているのは防犯の為と聞いた。またクロガネモチが樹幹上部が腐りシロアリが住み着いたので高所作業車でカットしたとのこと、樹幹表面の縦筋はシロアリによるとのことだった。
・鳥居の横の桜が腕を広げて迎えてくれて桜の花の時期はさぞかし美しかろう。
・シロアリの道は凄い!
・境内は良く整備された社叢で、本殿の周りには9か所の祠等があり、その場所場所で周辺の人達がお参りし、神を敬う姿が垣間見えて興味深く感じた。
◎課題・問題点
・賽銭泥棒防止目的で低木層を透かす剪定が為されている。
他の防止策の検討が望まれる
◎その他の所感
・どこも昨今のさい銭泥棒や、安全対策からか、それなりにさっぱりと風通しいい環境整備されているのが、ご時世なんだなあ!
・おキツネさんと狛犬のコラボは初めて見た。
・こんな怖いおキツネさんも初めて!(写真)
・カエルさんは何体ありますか?
・稲荷神社は本来は稲作の神様。今では商売繁盛が主流…
時代と共にご利益は変化するんだ。
▼地図(関守稲荷神社へのアクセス)
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【参考資料(リンク)wikipedia】
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・倉稲魂命
◎神 社 名 :村上神社(むらかみじんじゃ)
◎住 所:〒654-0055 神戸市須磨区須磨浦通4-8-11
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
不詳。
村上天皇にまつわる伝承から、土地の人が村上天皇を祀ったといわれる。
・祭礼:9月1日(例祭)
村上帝社と天隆稲荷大明神の本殿がある。
◎祭神など:
・村上天皇(ムラカミテンノウ)
◎周辺状況:
・近隣は商業地域。街中,国道2号線と山陽電鉄線に挟まれる。
・貸駐車場等兼業:南西の角Pは?
◎面積:
・境内面積:境内面積:約410㎡(178㎡武庫郡誌)
・標高:6.4m
◎社叢の状況(植生など):
【樹冠が面的に広がった樹林地】 なし
D10-20cm:1本、D20-50:4本、D50+:1本
【胸高直径20 cm以上の樹木および神木・特徴のある樹木等】
◎課題・問題点:
・学校でもないのにヒマラヤスギが3本あった。樹種転換してほしいものだ。
◎その他の所感:
・村上天皇の霊に奥義を伝えられた藤原師長が、唐に渡らず名器の琵琶をここに埋めたとされる琵琶塚が、今も線路の北側に残っていてびっくり。
・村上天皇の神がかりな伝説(精霊・竜神を呼ぶ)、社の設立のいわれが面白い。
・琵琶の達人師長と村上天皇、地域で歴史の証人として村上天皇をお祭りし、現在までその物語りが立派に引き継がれている。
▼地図(村上神社へのアクセス)
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【参考資料(リンク)wikipedia】
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・村上天皇
・藤原師長
◎神 社 名 :長田神社(ながたじんじゃ)
◎住 所:〒654-0053 神戸市須磨区天神町5-2-18
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
創建不詳。
神功皇后が三韓遠征からの帰りに須磨の地を訪れ、須磨の里長であった前田氏に、出雲国の事代主命をこの地に祀るように命じた。
例祭:10月18日
◎祭神など:
・事代主命(コトシロヌシノミコト)
◎周辺状況:
・用途地域:近隣商業地域
・立地:平地、山陽電鉄線に南接、公園の一角に。
◎面積:
・約70㎡(254㎡武庫郡誌)
・標高:15.8m
◎社叢の状況(植生など):
樹木そのものがない。
境内に樹木は見当たらない。公園尾一角に神社が間借りしている感じだ。
元々は前田家の私邸の神社のようだ。
▼樹木配置図
◎その他の所感:
・ここにも道真公の言い伝えの「菅の井」という井戸跡があり、各神社に昔の人の痕跡が残っているのが興味深い。
・松はコブ(節)が1年と計算するとか、枝を数えれば樹齢が分かるなんて、物知りになりました。
・前の公園の一角に「杜若園」が造られている。杜が若いという漢字なので、これが若齢の社叢かも。
▼地図(長田神社へのアクセス)
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【参考資料(リンク)wikipedia】
・事代主命
◎神 社 名 :諏訪神社(すわじんじゃ)
◎住 所:〒654-0054 神戸市須磨区須磨本町1-1-44
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
創建不詳。
一説では、この神社名の諏訪がなまってスマ(須磨)の地名が付いたとも云われており、古くからの神社と推察される。
祭礼:10月27日(例大祭)
◎祭神など:
・建御名方神(タケミナカタノカミ)
◎周辺状況:
・用途地域:第1種低層住居専用地域(北半分)第2種住居地域(南半分)
・立地:平地、街中
◎面積:
・約1,160㎡(1,030㎡武庫郡誌)
・標高:5.8m
◎社叢の状況(植生など):
【樹冠が面的に広がった樹林地】 あり(クスノキ林)
D20-50cm:3本、D50+:6本
【胸高直径20 cm以上の樹木および神木・特徴のある樹木等】
▼樹木配置図
◎社叢の状況(植生など):
・東側入口のウバメガシ生垣は4~5mの高さ
・東側北側のウバメガシ生垣は4~5mの高さ
・北側ウバメガシ生垣は3~4mの高さ
・西側南のアラカシ生垣は5m以上の高さ
・西側北のシラカシ生垣は現在造成中で樹冠はまだまばら
・南側に生垣はない
・ウバメガシとアラカシとシラカシの4~5mもあって生垣というには立派すぎる高さと葉の密度はすごい!!圧倒されてしまった
・クスノキに蕾が出て来ている
◎課題・問題点:
・広場が駐車場化して、駐車場の中に神社があるという景観
◎その他の所感:
・残念なのは、市民の森という看板には「むくのき、ウバメガシ他」とかいてあったのに、ムクノキは1本しかなくクスノキの大木の方が多かった。(看板の写真)
▼地図(諏訪神社へのアクセス)
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【参考資料(リンク)wikipedia】
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◎神 社 名 :網敷天満宮(つなじきてんまんぐう)
◎住 所:〒654-0053 神戸市須磨区天神町2-1-11
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
979(天元2)年、菅原道真公が天満天神として祀られるようになった時代に、かつて道真公が太宰府へ向かう途中でここに上陸し、村人が網の綱を円座にしてお休みいただいた事に因んで天神社が創建された。
◎例祭:
・初天神祭(1月24・25日)
・梅花祭(2月24・25日)
・学講祭(4月25日)
・夏の天神祭(7月24・25日)
・七五三詣(11月中)
・納天神(12月25日)
◎祭神など:
・菅原道真公(スガハラノミチザネコウ)
◎周辺状況:
・用途地域:第1種低層住居専用地域(北半分)
第2種住居地域(南半分)
・立地:平地、国道2号線JR山陽線に北接
◎面積:
・約5,300㎡(4,125㎡界誌)(2,894㎡武庫郡誌)
・標高:6.5m
◎社叢の状況(植生など):
【樹冠が面的に広がった樹林地】 東側と駐車場周りにクスノキ林
D20-50cm:11本、D50-100+:22本
【胸高直径20 cm以上の樹木および神木・特徴のある樹木等】
▼樹木配置図
◎社叢の状況(植生など):
・境内樹木は庭園風の手入れ
・梅林にはライトアップ照明有り
・駐車場東側アラカシ生垣3~4m
・北辺東のアラカシ生垣6~7m
・さすが天満宮、梅林があり、そこかしこに梅の木があって花の時期のライトアップに多くの人が来られるのだろう。
・境内の社叢は都市型に整備されている。
・須磨の漁労民の神賑行事であった綱引きが、菅公が座った綱敷きに変化することで綱敷天満宮に、そして学問の神さまとなり、受験神さまに衣替えをし、今ではナス(成す:ナスの花がすべて実を結ぶように、あらゆる努力は報われるの意)の神様であり、さらに時流の波に乗ることを祈願する(波乗り祈願)サーフボードの菅公像が祀られている。
・祭神が時代の変化にともなって次々と被せられていく(上書きされていく)様がよくわかる綱敷天満宮であった。
・ネットでパワースポットをと検索したら、ヒットしたのは、”網敷天満宮「なすのこしかけ」に座り祈願。成す。願いが叶う。”。
一番商売上手なところがパワースポットだなんて、まあ、その”なす”に座ったのでよしとしましょう!!
・商売上手でがんばっている神社、神さまも”サーフボーダー!”とは大変!
・神社には祖霊社があって、少子化、核家族化によりご先祖様から受け継がれてきたお墓の守りが困難になった人達が多くなってきて、神道の人は祖霊社にお参り供養ができるようにと造られていた。
▼地図(へのアクセス)
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【参考資料(リンク)wikipedia】
・サクラ/クロマツ/ナンキンハゼ/イチョウ/センダン/アラカシ
◎神 社 名 :若宮神社(わかみやじんじゃ)
◎住 所:〒654-0049 神戸市須磨区若宮町3-1
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
明治の初め。
弓場八幡神社の分社として応神天皇の皇子である仁徳天皇を祭神とする社を勧請した。
・例祭:5月15日
◎祭神など:
・仁徳天皇(にんとくてんのう)
・境内社/旭毘沙門天、蛭子神社
◎空間位置・面積等・植生など:
・用途地域/第1種住居地域(北半分)近隣商業地域(南半分)
・立地/平地、住宅地
・面積/約430㎡
・標高:2.8m
◎社叢の状況(植生など):
【樹冠が面的に広がった樹林地】なし
D20-50:7本
【胸高直径20 cm以上の樹木および神木・特徴のある樹木等】
◎その他の所感:
阪神大震災で損傷を受けた玉垣や社務所が改修されていて地元の方の心の支えになっているのだと改めて思った。
▼地図(若宮神社へのアクセス)
◎神 社 名 :弓場八幡神社(ゆみばはちまんじんじゃ)
◎住 所:〒654-0036 神戸市須磨区南町3-2-11
◎調査月日:2017(平成29)年5月10日(水)
◎由来など:
不詳。
一説に永延年間(987~989)第66代一條天皇の御代に創建されたと伝えられる。明治中期頃に権現社・天満宮を境内末社として奉斎。
昭和29年にその御祭神である五十猛尊・菅原道真公を合祀した。
例祭:
・蔵旦祭(1月1日)
・厄除祭(1月18~20日)
・初午祭(2月初午の日)
・春季例大祭(4月3日)、
・月例祭(毎月1日・15日)
・地蔵盆(8月23日)
・例大祭(10月15日)
◎祭神など:
・誉田別尊(ホムタワケノミコト)
・五十猛尊(イソタケルノミコト)
・菅原道真公(スガハラノミチザネコウ)
・境内社:弓瀧稲荷大明神(倉稲魂命)
◎空間位置・面積等・植生など:
・用途地域/第1種中高層住居専用地域
・立地/平地、住宅地
・面積/約460㎡
・標高:15.5m
◎社叢の状況(植生など)
【樹冠が面的に広がった樹林地】 なし
D20-50:5本
【胸高直径20 cm以上の樹木および神木・特徴のある樹木等】
*象の鼻のシワのような模様が木肌にあれば、その樹木はエノキだった、物知りになったなぁ。
◎その他の所感:
・弓を引いたのはどこだろうか?
・阪神大震災で損傷を受けた玉垣や社務所が改修されていて地元の方の心の支えになっているのだと改めて思った。
▼地図(弓場八幡神社へのアクセス)
(地図中のYahoo Japanのロゴをクリックして頂くと、大きな地図でご覧頂けます)
【参考資料(リンク)wikipedia】
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・一條天皇
・誉田別尊(応神天皇)
・倉稲魂命
◎神 社 名 :岩戸八幡神社(いわとはちまんじんじゃ)
◎住 所:〒201-0005 東京都狛江市岩戸南2-8-2(旧岩戸村)
◎調査月日:2017(平成29)年5月6日(土)
◎由来など:
鶴岡八幡宮の御神體を懸けた永禄元年(1558)の相撲で勝った当地の勇士秋元仁左衛門が、岡八幡宮の御神体を当所に持ち帰り、八幡神社を勧請したと伝えられる。
江戸時代には岩戸村の鎮守社に定められ、明治4年には村社に列格、明治37年、字宿屋敷の駄倉明神、字古屋敷の神明社を合祀した。
◎祭神など:
・応神天皇(オウジンテンノウ)
瑞垣に囲まれて一段高くなっている境内である。
鳥居のそばのオオカヤが神木なのは納得できる。また、社殿に向かって左手には太めの立木が並んでいるが、社務所側には樹木はなく、社叢としては不十分である。
また、正殿の裏側には社叢がないが、ケヤキやシラカシ群からかっては社叢の存在をうかがわせる。
▼樹木配置図
カヤ/シラカシ/ケヤキ/モミジ/ヤマザクラ/ヒサカキ/イチョウ
▼地図(岩戸八幡神社へのアクセス)
【参考資料(リンク)wikipedia】
・応神天皇
◎神 社 名 :日枝神社(駒井日枝神社)(ひえじんじゃ)
◎住 所:〒201-0016 東京都狛江市駒井1-6-11(旧駒井村)
◎調査月日:2017(平成29)年5月6日(土)
◎由来など:
隣接する円住院の鎮守社として創建、江戸時代には駒井村の鎮守であったといい、明治4年に村社に列格した。
◎祭神など:
・大山咋神(オオヤマクヒ)
◎空間位置・面積等・植生など:
隣の寺の敷地の隅に境内が有り、主従の感は否めない。社叢はかなり太い立木があるので印象は良いが平面図のように中層木や林床もむき出しであるので更新は無理のようである。
▼樹木配置図
ヒサカキ/ツバキ/イチョウ/ケヤキ/ムクノキ/シラカシ/スギ
▼地図(日枝神社へのアクセス)
【参考資料(リンク)wikipedia】
・大山咋神
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