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入間野神社

◎神 社 名入間野神社いるまのじんじゃ)

◎住  所〒350-1316 埼玉県狭山市南入曽640-2

◎調査月日2019年4月6日(土)


◎由来など:

鎮座地南入曽は、武蔵野台地の一角を占める狭山丘陵上に位置するため、古来、農耕は天水を頼るしかなかった。そのため、隣接する北入曽にある「七曲の井」や掘兼にある「掘兼の井」などの旧跡に見られるように、この地域では古くから大規模な井戸が掘削されてきた町である。国井神社という当社の古称から、当社は井戸の神・水の神として、祀られたとも考えられる。

 社伝によれば、当社の創建は建久三年と伝え、古くは国井神社と称していたが、後に御嶽大権現と改めたという。改称の年代は明らかではないが、内陣に納める祭神大山祇命の本地仏である石像の銘文に「天正六年戊寅卯月」とあるところから、あるいはこの年に御嶽大権現を勧請し、社名を改めたものかと推察される。

 明治初めの神仏分離により、別当であった金剛院の管掌を離れ、社号を御嶽神社と改め、明治5年には南入曽の村社となった。同40年には八坂神社・天神社・稲荷社・神明社の四社を合祀し、更に、同44年には水野の村社で木花咲耶姫命を祀る浅間神社を合祀すると同時に社名を入間野神社と改めた。よって、覆屋の中には、流造りの御嶽神社本殿と春日造りの浅間神社本殿とが並んで奉斎されている。(「埼玉の神社」より)


◎祭神など:

大山祇命(オオヤマツミ)

・木花咲耶姫命(コノハナノサクヤビメ)


◎社叢状況:

境内地は六甲山南向き山腹斜面のテラス状の緩斜面地にあり、クロガネモチ、ヤマモモなどの常緑照葉樹林の高木に囲まれている。クスノキの個体数が少ないところに特徴がある。六甲山は花崗岩帯であるが、境内地周辺は水成岩であり、大岩が磐座として祀られている。

 代表的な高木は、参道および社殿広場にあるクロガネモチ6本、ヤマモモ3本、スギ1本である。社殿東側に拡がる社叢では、より高木やより老木が数多く見られる。


▼樹木配置図


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▼地図(入間野神社へのアクセス)



【参考資料(リンク)wikipedia】

クロガネモチヤマモモスギサクラヒマラヤスギ

ケヤキシロダモカキシイサカキクスノキユズリハ

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大山祇命

木花咲耶姫命

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七曲の井

掘兼の井



by shasou373 | 2019-04-06 00:01 | ■ 関東地域

「社叢見守り隊」の調査報告を掲載しております。


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