2017年 04月 01日
上野田氷川神社
◎神 社 名 :上野田氷川神社(かみのだひかわじんじゃ)
◎住 所:〒336-0977 埼玉県さいたま市緑区上野田78
◎調査月日:2017(平成29)年4月1日(土)
◎由来など:
見沼代用水東縁の流域の農業地域の一角にある上野田は、江戸中期から将軍家の保護のもと「野田の鷺山」として知られ、鷺の一大繁殖地であった。昭和40年代以降、環境の変化などのため、鷺の飛来は絶えてしまった。
当社は、この上野田の鎮守として祀られてきた神社で、『風土記稿』上野田村の項にも「氷川社村の鎮守なり、照光寺持末社雷神社」と載る。当社の創建の年代は不明であるが、村民の菩提寺となってきた曹洞宗の照光寺の創立が寺伝に承応年間(1652~55)とあるところから、当社もまた村の発展に伴って照光寺と同時期に勧請されたものと思われる。ちなみに、照光寺は、元来は当社の裏手にあったが、神仏分離の後、現在地に移転した。
当社の本殿は明治25年12月、拝殿は同41年9月に改築され、同じく41年11月には、同大字字東台の村社天神社とその境内社の稲荷社・琴平社・疱瘡社の三社を合祀した。(「埼玉の神社」より)
◎祭神など:
・素戔嗚尊(スサノオノミコト)
◎空間位置・面積等・植生など:
西側を流れる見沼代用水東縁の遊歩道から見るとこんもりした森に見えて神社の存在は気づかれないが、東の県道からは鳥居が有り参道が続いている。西側は「斜面林」となっているので自然林らしき様相になっている。社叢はシラカシを主体と樹相である。
社殿の北側は中低木はなく高木のみで、刈り払いがされていた。東側は畑につづいており開けている。スギと思われる大径木の伐採痕がいくつか見られる。
境内はきれいに保たれており、手入れはされている。
▼樹木配置図
▼地図(上野田氷川神社へのアクセス)
(地図中のYahoo Japanのロゴをクリックして頂くと、大きな地図でご覧頂けます)
【参考資料(リンク)wikipedia】
・素戔嗚尊